すごいの二本見ちゃた。
フォルクスビューネっていうドイツの劇団の「終着駅アメリカ」。 と ジンガロっていうフランスの馬術(?)集団の「ルンタ」。 どっちもやばいっす。 フォルクスビューネは19世紀から続く、歴史の長い劇場付きの劇団。 ヨーロッパのほうは劇場=劇団っていうシステムがけっこう多くて、フォルクスビューネは劇場の名前であり、劇団の名前でもあるわけん。 「欲望という名の電車」っていう有名な戯曲をモチーフに、なんだかもうやりたいほうだいやってるんだけど、おさえるとこはおさえてる感じで、ドイツ語の上演だったけどぜんぜんつかれなかったわん。 芝居ってのはやっぱり人間関係が見えてくるとおもしろいんだわ。 字幕はあったけど言葉のわからない舞台見てて気になるのは、誰がなにやってる人なのかってこと。 「終着駅アメリカ」はそれが見えたし、劇中のちょっとしたパフォーマンスもいちいち目をみはるような刺激にあふれてた。 ジンガロはやばいっすね。 これは、ヤバイデス。 釘付けっすよ。目が。 目が、釘付けなんす。舞台上から目がはなせない。 だって出てくるのが動物なんすよ。 馬がわっさわっさとかけまわったかと思えば、アヒルがガアガアとヨチヨチ歩き。 そいつらをまとめる人間との絶妙なコンビネーション。 息がぴったり。 ていうか、もう世界観が壮大。 東京現代美術館のとなりの公園に特設された巨大テント内はもうジンガロ一色。 異世界っていうんですか、スケールがちがうんすよ。 頭の中の脳みそから発想がちがう感じ。 あれはもう思想だ。 りっぱな思想だ。 舞台芸術なんて陳腐なレベルの言葉であらわしたくない。 現象だ。 ジンガロっていう現象だ。 日本初公演って書いてあったけど、これ見逃さないでほんとよかったわ。 テントに隣接された建物も必見。 グッズ販売所やカフェがはいってるのだけど、ぜんぶ高い。 それもそのはず、出店してるのは名店「サルヴァトーレ」。 前菜、メインデッシュ、デザートが透明パックに入って売られてるのはちょっとしたカルチャーショックだったわん。 きわめつけは有名ブランド「エルメス」の販売スペースがあるということ。 これには理由があって、ジンガロとエルメスはとてもつよい絆でむすばれているとのこと。 エルメスは馬具もつくってるから、レベルの高い馬術を披露するジンガロとつながるのも納得。 とにかくこのジンガロっていう集団、謎がおおすぎる。 神秘的すぎて頭の中がもやもや。
by kosugehiroshi
| 2005-03-31 12:04
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